J4を目指すあなたに贈るCoJ講座【小話:人間の感覚ほど不確かなものはない】

はろーえぶりばでぃ!ジャンです!!
最近は下北沢のラストサムライとして並み居るオタクどもを切り捨ててます。

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写真はこないだとった自撮りです。画像使わないと更新のトップがが味気ないんすよね・・・。


さてさて、久しぶりの更新は小話【人間の感覚ほど不確かなものはない】です!

J4を目指すとは関係ないけど冷静なプレイングをするためには確率への理解もまた必要。先攻後攻の2分の1だったり、ベルゼブブの3分の1だったり、その確率が起こるのに大体どれくらいの回数繰り返せば収束するかっていう話。
ちょっと聞きなれない言葉を極力簡単に説明していくので「私、数学を専攻しておりまして言葉の意味が全然違うのが気になりますね~(メガネクイー)」とかやられても困るんでそこんとこよろしく!似たような言葉を説明するために使ってるくらいに思ってくれれば!

【①Do you know 有意水準?】

世の中には有意という言葉があります。これは統計学とかでよく使われる言葉で、僕らのWikipedia先生に聞けば「確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる」ということが有意という言葉の意味だそうです。
更に世の中には有意水準という言葉があります。これはそのまま「確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えられる水準」のことです。そして世の中的にはどうもブレ幅が5%以下だと有意な水準だとすることが多いみたいです。じゃあそれに倣って今回もブレ幅5%に抑えられる回数について検証していきましょう

ここまでどういうことだってばよ・・・って人は確率を収束させるためにはある程度試行回数が必要だってことだけ理解してもらえればおk。

【②何回試行すれば確率は収束するの?】

一般的に0.05水準となればまぁ正しいでしょってことなので今回もそれで行こうと思います。
難しい計算式はすっ飛ばして結論から話しちゃうんすけどこのレベルまで確率が収束するにはだいたい「○分の1」で起こるものについては「○×400回」繰り返す必要があります。

だから先攻後攻の2分の1は『2×400=800』、ベルゼブブの3分の1は『3×400=1200』、迷子の5分の1は『5×400=2000』。
最低でもこれくらい繰り返さないと確率は"ある程度"収束してこない。だから今日、後攻多かったってなってもせいぜい10戦、多い人でも50戦とかだろうから収束しないのは当たり前。

ここにサイコロ振りまくれるサイトがあるんだけどぜひとも試してほしい。50回や100回程度では目に見えるほどぶれるけど2400回に設定してやれば、まぁ見た目にも収束してくる。

科学の道具箱:サイコロシミュレーション

【③確率は悪い方ばかりが印象に残る】

例えば僕の大好きなファイアーエムブレムには実効命中率なんてものがある。
簡単に言うと人間ってのは悪いことばっかり印象に残るから表示してる確率より、起こりやすい方を多めに出しますよってシステム。例えば命中率60%なら実際のところは70%当たるようにしてて、命中率40%なら実際のところは30%しか当たらないようにしてる。起こりやすいことを起こりやすく、起こりにくいことを起こりにくくして実際の人間の印象に近づける努力がなされている。
こんなのがあるくらいだからほんとに人間の印象はあいまい。マーフィーの法則なんてみんな聞いたことあるだろうけど「失敗する余地があるなら、必ず失敗する」っていう法則。まぁこれは科学的根拠なんかはもちろんないのであくまで人間の経験則みたいなものなんすけどね。

世界中のことわざでも似たようなものがたくさんある。物欲センサーなんていい例すよね。



ということで確率が収束するにはめちゃくちゃ試行回数が必要で、人間は悪い方ばかり印象に残るってことがわかってもらえれば確率にあったまることも少しは減るはず。
実は冷静なプレイがJ4を目指すうえで何よりも必要だったりしますよ!